ふわふわと漂う日常
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ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ)
評価:
J.D.サリンジャー
白水社
¥ 1,680
(2003-04-11)

 読書中、「ううううーーー。鬱々。早く読み終えたいーー。早くこの世界から抜け出したい。でも読まなきゃ。」って
そんな気分にさせてくれる珍しい本。


その幼い妹が言い当てたように
主人公は身のまわりの環境、人物、物事にすべてにおいてなにかしらの不満を見出してしまう。
「あれもダメ。こいつもダメ。全く世の中なっちゃいない。」って。

読んでてとても明るい気分にはなれない。鬱々。どんより。はぁぁぁぁ。ため息。

 

 

ただ
どこかしら「わかる気がする」って思えるのも事実。
そして
どこかしら主人公にまっすぐすぎる部分を見つけてしまうのも事実。


人間だれしも
こういった不平不満は潜在意識の奥の方できっと少なからず持っていて
それに気づく人もいれば気付かない人もいて
気づいても理性でカバーする人がほとんどなんだろうけれど
人生の多感な一時期にこういう本に出会ったりすると
気持ちの奥底に潜んでいたものが猛烈にあふれ出たりしてしまうのかもしれないなぁと思ったりもして。

自分でコントロールできないほどの純粋さを持ち合わせていればいるほどに。

 


ジョンレノンを殺害した犯人の愛読書というレッテルを貼られてしまうのも
作品に申し訳ない気もするけれど
ある意味「危険でクレイジーな小説」っていうのはちょっと納得してしまう。

 

 

彼にも
無条件に愛することができる妹がいてよかった。

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